段数マーカーの使い方は?基本から応用まで徹底解説!

段数マーカー

編み物をしていると、「今、何段目だっけ?」と分からなくなることはありませんか。そんな時に役立つのが段数マーカーです。この記事では、まず基本的な段数マーカー 使い方と種類について解説します。よく混同されがちなステッチマーカーという名称との違いや、実は海外の編み物で使われるマーカーにも様々なタイプがあること、そして目数リングとの決定的な用途の違いについても詳しく見ていきましょう。特にかぎ針編みで段数を記録する方法や、編地を傷めない安全な段数マーカーの外し方のコツは必見です。さらに、応用的な段数マーカー 使い方と入手方法として、段数マーカーの主な売り場はどこ?という疑問にもお答えします。実は100均で買える便利なマーカーも多く、特にセリアで人気の可愛い段数マーカーキャンドゥで探せる編み物グッズは見逃せません。もし手元になくても、身近なものでできるマーカーの代用術を知っておくと安心です。最後に手作りも楽しい段数マーカー 使い方まとめとして、この記事全体で編み物の効率を格段にアップさせるヒントをお届けします。

この記事でわかること

  • 段数マーカーの基本的な役割と種類がわかる
  • 目数リングやステッチマーカーとの違いが理解できる
  • 100均など身近な購入場所や代用品がわかる
  • 編み物のレベルを上げる応用的な使い方が身につく

基本的な段数マーカー 使い方と種類

  • ステッチマーカーという名称との違い
  • 海外の編み物で使われるマーカー
  • 目数リングとの決定的な用途の違い
  • かぎ針編みで段数を記録する方法
  • 安全な段数マーカーの外し方のコツ

ステッチマーカーという名称との違い

編み物を始めると出会う「段数マーカー」と「ステッチマーカー」。これらは似ていますが、主に使われる目的によって呼び分けられています。言ってしまえば、どちらも編み物の途中で印をつけるための道具という点では同じです。

一番の違いは、段数マーカーが「段」を数えるために使われるのに対し、ステッチマーカーが「目」の位置や模様の区切りなど、より広範囲な印付けに使われる点にあります。日本では用途に応じて呼び名を分けることが多いですが、海外では両方をまとめて「Stitch Marker(ステッチマーカー)」と呼ぶのが一般的です。

このため、海外のパターン(編み図)や動画を見る際は、文脈からどちらの用途で使われているかを判断する必要があります。

呼び方の違いまとめ

名称主な用途特徴
段数マーカー編んだ段数を記録する編み目に直接取り付けるクリップ式や安全ピン式が多い
ステッチマーカー
(目数リング)
目数や模様の区切りを記録する編み針に通して使うリング状のものが多い

このように考えると、段数マーカーは「段数を数えることに特化したステッチマーカーの一種」と理解すると分かりやすいかもしれません。


海外の編み物で使われるマーカー

海外の編み物シーンでは、非常に多種多様なマーカーが使われており、道具にこだわるニッター(編み物をする人)に人気です。前述の通り、海外では用途で区別せず、形状で呼ばれることが多くあります。

代表的な海外メーカーとしては、「Knit Pro(ニットプロ)」、「ChiaoGoo(チャオグー)」、「addi(アディ)」などが有名です。これらのメーカーからは、機能性だけでなく、デザイン性に富んだ美しいマーカーが数多く販売されています。

主な種類には以下のようなものがあります。

ロック式マーカー (Locking Stitch Markers)

安全ピンのように開閉してロックできるタイプです。日本の段数マーカーとして最も一般的な形状で、編み目から外れにくいのが最大のメリットになります。さまざまな色や素材のものがあり、作品の雰囲気に合わせて選べます。

リング式マーカー (Ring Stitch Markers)

シンプルなリング状のマーカーで、主に棒針編みで目数リングとして使われます。編み針に通して使うため、編んでいる途中で外れる心配がありません。金属製やプラスチック製、ゴム製などがあり、編み針の太さに合わせてサイズを選ぶ必要があります。

スプリットリングマーカー (Split Ring Markers)

Cの字のようにリングの一部が切れているタイプです。この切れ目を利用して、編み目に引っ掛けたり、編み針に通したりと、段数・目数の両方に使える便利なマーカーとして重宝します。

海外のハンドメイドマーケットなどでは、天然石やチャームが付いたアクセサリーのようなマーカーもたくさん見つかります。お気に入りのマーカーを使うと、編み物の時間がもっと楽しくなりますよ!


かぎ針編みで段数を記録する方法

かぎ針編み、特に円を描くように編み進める「わの作り目」や「細編みのぐるぐる編み」では、どこが段の始まりか分からなくなりがちです。ここで大活躍するのが段数マーカーです。

かぎ針編みでの段数マーカーの使い方はとてもシンプルです。

結論から言うと、「各段の最初の目」にマーカーを取り付けるのが最も基本的な方法になります。こうすれば、編み進めて一周し、マーカーが付いた目が見えたら、新しい段の始まりだとすぐに認識できます。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. 新しい段を編み始める。
  2. その段の1目めを編んだら、すぐにその目にマーカーを取り付ける。
  3. そのまま最後まで編み進める。
  4. 次の段を編む際に、マーカーが付いている手前の目が前の段の最後の目だとわかる。
  5. マーカーを一旦外し、新しい段の1目めを編んだら、また同じようにマーカーを取り付ける。

かぎ針編みにはどんなマーカーがいい?

かぎ針編みでは、編み目に直接取り付ける必要があるため、安全ピンのような「ロック式」や、挟んで留める「クリップ式」のマーカーが適しています。閉じたリング状のマーカーは使えないので注意しましょう。

この簡単な一手間を加えるだけで、目の数え間違いや段数の混乱を防ぎ、編み図通りの綺麗な作品を作ることができます。特に初心者のうちは、面倒くさがらずに毎段マーカーを付け替える癖をつけることをお勧めします。


安全な段数マーカーの外し方のコツ

段数マーカーは非常に便利な道具ですが、外し方を誤ると、せっかく編んだ大切な編地を傷つけてしまう可能性があります。特に、細い糸やデリケートな素材の毛糸を使っている場合は注意が必要です。

安全な段数マーカーの外し方のコツ

安全に外すための最大のコツは、「無理に引っ張らないこと」です。マーカーのタイプによって外し方のポイントが少し異なります。

ロック式(安全ピンタイプ)の外し方

ロック式のマーカーは、しっかりと固定される反面、外し方に少しだけ注意が必要です。

  1. まず、安全ピンの要領で、ロック部分を爪先や指で優しく持ち上げてロックを解除します。
  2. 次に、針の先端部分を、引っ掛けている毛糸からそっと引き抜きます。

このとき、焦って針先を編地に引っ掛けないようにしましょう。糸を割ってしまい、ほつれの原因になることがあります。

クリップタイプの外し方

クリップタイプは比較的簡単に外せますが、油断は禁物です。

  1. クリップが開いている部分を持ちます。
  2. 毛糸を引っ張るのではなく、クリップ本体を編地から引き離すように、そっとスライドさせて外します。

外しにくい時は?

もしマーカーが毛糸に絡まって外しにくくなった場合は、絶対に力ずくで引っ張らないでください。一度、編み針や指でマーカー周りの編み目を少し広げて、毛糸の絡まりをほぐしてから、再度ゆっくりと外すように試みましょう。

これらの小さな注意点を守るだけで、作品を最後まで美しい状態に保つことができます。


応用的な段数マーカー 使い方と入手方法

  • 段数マーカーの主な売り場はどこ?
  • 100均で買える便利なマーカー
  • セリアで人気の可愛い段数マーカー
  • キャンドゥで探せる編み物グッズ
  • 身近なものでできるマーカーの代用術
  • 手作りも楽しい段数マーカー 使い方まとめ

段数マーカーの主な売り場はどこ?

段数マーカーの主な売り場はどこ?

段数マーカーを手に入れたいと思ったとき、どこへ行けばよいのでしょうか。結論として、段数マーカーは様々な場所で購入可能で、それぞれに特徴があります。

主な売り場は以下の通りです。

手芸専門店

ユザワヤトーカイといった大型手芸専門店では、最も品揃えが豊富です。国内外の様々なメーカーのマーカーが並び、素材やデザイン、機能性など、こだわって選びたい方におすすめ。専門知識のある店員さんに相談できるのも大きなメリットです。

100円ショップ

ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップでも、手芸コーナーで段数マーカーを見つけることができます。何より価格が安く、手軽に試せるのが魅力です。シンプルなものが多いですが、初心者の方や、たくさん数が必要な方には十分な品質です。

オンラインストア

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトでは、膨大な種類の中から選ぶことができます。海外限定のデザインや、個人の作家さんが作ったユニークなマーカーも見つかります。レビューを参考に選べるのも利点です。また、「なないろ毛糸」のような編み物専門のオンラインショップも、こだわりの品揃えが魅力です。

大型スーパーやショッピングモールの手芸コーナー

イオンなどの大型スーパー内にある手芸コーナーでも、基本的な段数マーカーは取り扱っています。買い物のついでに立ち寄れる手軽さがあります。

どこで買うのがベスト?

あなたの目的によって最適な売り場は異なります。
すぐに欲しい、安く済ませたい → 100円ショップ
実物を見て、こだわって選びたい → 手芸専門店
たくさんの種類から選びたい、珍しいものが欲しい → オンラインストア


100均で買える便利なマーカー

「編み物を始めたばかりで、道具にお金をかけたくない」「複雑な模様編みでマーカーがたくさん必要」そんな方に、100円ショップの段数マーカーは非常に強い味方です。

100均で買える便利なマーカー

近年、100均の手芸用品は品質が向上しており、段数マーカーも例外ではありません。もちろん、専門メーカー品ほどの耐久性やデザイン性はないかもしれませんが、日常的な使用には全く問題なく、コストパフォーマンスは抜群です。

100均でよく見かける段数マーカーのタイプは以下の通りです。

  • 安全ピンタイプ(ロック式):最も一般的なタイプ。カラフルなプラスチック製で、複数の色が入っていることが多いです。色の違いで印の意味を使い分けることもできます。
  • クリップタイプ:挟むだけで簡単に付け外しができるタイプ。細かい作業が苦手な方にも扱いやすいです。

100均のマーカーは、大容量なのも嬉しいポイントです。商品によりますが、20個~30個入りで販売されていることが多く、紛失を気にせずどんどん使えるのがメリットです。まずはお試しで使ってみて、自分の編み物スタイルに合うかどうかを確認するのに最適と言えるでしょう。

ただし、商品によってはバリ(成形時にできる余分な突起)が残っている場合もあります。使用前に指で触って確認し、もし引っかかるようであれば、爪用のヤスリなどで軽くこすって滑らかにしてから使うと、より安心して使用できます。


セリアで人気の段数マーカー

セリアの段数マーカーもその例に漏れず、ただ実用的なだけでなく、デザイン性にこだわった商品がしばしば登場します。定番のシンプルなマーカーはもちろん、他では見かけないようなユニークなアイテムが見つかることもあります。

過去には、以下のような商品が人気を集めました。

  • モノトーンカラーのマーカーセット:落ち着いた色合いで、大人っぽい作品にも馴染みます。

セリアの商品は入れ替わりが早いので、「これだ!」と思うものに出会ったら、その場で購入するのがおすすめです。SNSなどで新商品の情報をチェックしている人も多いですよ。

もちろん、デザインだけでなく機能性も十分です。ロックもしっかりかかるものが多く、安心して使えます。セリアに立ち寄った際は、ぜひ手芸コーナーを覗いてみてください。思わぬ掘り出し物との出会いが、あなたの創作意欲をさらにかき立ててくれるかもしれません。


キャンドゥで探せる編み物グッズ

100円ショップのキャンドゥ(Can Do)も、編み物好きにとって見逃せないお店の一つです。キャンドゥの手芸コーナーは、シンプルで実用的なアイテムが揃っているのが特徴です。

キャンドゥで見つかる段数マーカーは、大容量でベーシックなデザインのものが多い傾向にあります。カラフルなセットや、単色のセットなど、基本的な安全ピンタイプが中心です。とにかくたくさん使いたい、というヘビーユーザーのニーズに応えてくれる商品が見つかりやすいでしょう。

また、段数マーカー以外にも、キャンドゥには便利な編み物グッズがあります。

  • とじ針セット:サイズの違うとじ針が複数本セットになっており、糸の始末に便利です。
  • ほつれ止め:編み物を一時中断する際に、目が落ちないようにキープしておくための道具です。
  • 毛糸:シーズンごとに様々な種類の毛糸が並び、中には人気作家さん監修のオリジナルヤーンが登場することもあります。

キャンドゥは、奇をてらわない「こういうのが欲しかった」と思えるような、かゆいところに手が届く堅実な品揃えが魅力です。段数マーカーを探すついでに、他の便利な編み物グッズも一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか。

セリアがおしゃれさに強みがあるのに対し、キャンドゥは実用性とコストパフォーマンスで応えてくれる、そんな頼れる存在です。


身近なものでできるマーカーの代用術

「マーカーを家に忘れてきてしまった!」「今すぐ一つだけ印をつけたいのに手元にない!」そんな緊急事態でも、諦める必要はありません。実は、段数マーカーは身の回りにある様々なもので代用が可能です。

結論から言うと、「編み目に引っ掛けて、簡単に取り外せるもの」であれば、何でもマーカーの代わりになります。ここでは、代表的な代用品とその特徴をご紹介します。

代用品メリットデメリット
安全ピンロックできるので外れにくい。入手しやすい。金属製なので、重さで編地が伸びることがある。
ゼムクリップオフィスや家庭に常備されていることが多い。引っかかりが甘く、外れやすい。糸を傷つける可能性も。
ヘアピン(アメリカピン)適度なホールド力がある。滑らかなので糸を傷つけにくい。厚みのある編地には使いにくい場合がある。
別色の毛糸の切れ端最も編地に優しい。軽くて編み心地に影響しない。結んだり解いたりするのが少し手間。

中でも、一番のおすすめは「別色の毛糸の切れ端」です。編んでいる糸とは対照的な色の毛糸を10cmほどに切り、印をつけたい目に軽く結んでおくだけです。これなら編地を傷つける心配が全くなく、コストもかかりません。

代用品を使う際の注意点

どんなもので代用する場合でも、必ず編地を傷つけないか、毛糸が引っかからないかを確認してから使いましょう。特に、先端が尖っているものや、バリがあるものは避けるのが賢明です。

専用品がなくても、こうした知恵があれば、いつでもどこでも編み物を楽しむことができます。


手作りも楽しい段数マーカー 使い方まとめ

この記事では、段数マーカーの基本的な使い方から応用テクニック、さらには入手方法や代用術まで幅広く解説しました。段数マーカーは小さな道具ですが、あなたの編み物ライフをより快適で正確なものにしてくれる、頼もしい相棒です。最後に、この記事の重要なポイントをリストで振り返ってみましょう。

  • 段数マーカーは主に編んだ段数を記録するための道具
  • ステッチマーカーは目数や模様などより広い印付けに使う
  • 海外では両方をまとめてステッチマーカーと呼ぶのが一般的
  • 目数リングは編み針に通し段数マーカーは編み目に付ける
  • かぎ針編みでは各段の最初の目に付けるのが基本
  • マーカーを外す際は編地を傷めないよう優しく扱う
  • 主な売り場は手芸専門店や100均やオンラインストア
  • 100均のマーカーは安価で大容量なのが魅力
  • セリアではデザイン性の高い可愛いマーカーが見つかる
  • キャンドゥはシンプルで実用的なグッズが豊富
  • マーカーがない時は安全ピンや毛糸の切れ端で代用可能
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