とじ針は100均で十分?ダイソー・セリアの選び方と使い方

とじ針は100均で十分?ダイソー・セリアの選び方と使い方 とじ針

編み物を楽しむ上で欠かせない仕上げ作業。そんな時に使う「とじ針」について、100均のダイソーやセリア、キャンドゥでも手軽に購入できますが、毛糸に合わせた正しい選び方や使い方が分からず、悩んでいませんか?

この記事では、そもそも、とじ針とは何ですか?という基本的な疑問から、編み物初心者が揃えるものは何か、おすすめの製品、便利なケースの有無まで、詳しく解説します。さらに、とじ針がない時の代用方法や、かぎ針との関係性、例えば、かぎ針編みのとじ方はどうするのか、かぎ針でとじつけるとはどういうことですか?といった少し専門的な内容まで、あなたの疑問を解消します。

  • 100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)で買える とじ針の種類と特徴
  • 毛糸の太さに合わせた失敗しない とじ針の選び方
  • 写真付きで分かりやすい基本的な使い方と糸始末のコツ
  • とじ針が手元にない時の便利な代用アイテム

とじ針は100均が便利!店舗ごとの特徴

  • まずは基本から!とじ針とは何ですか?
  • 編み物初心者が揃えるものリスト
  • ダイソーで見つかるおすすめのとじ針
  • セリアのとじ針と便利なケース
  • キャンドゥでもとじ針は購入できる?

まずは基本から!とじ針とは何ですか?

まずは基本から!とじ針とは何ですか?

とじ針とは、編み物の作品を仕上げる際に使う、毛糸用の大きな針のことです。一般的な縫い針と違い、針穴が大きく、針先が丸くなっているのが大きな特徴です。

主な役割は、編み終わりの糸の始末をしたり、別々に編んだパーツ(セーターの身頃と袖など)を縫い合わせたり(はぎ合わせたり)することにあります。この仕上げ作業を丁寧に行うことで、作品がほつれにくくなり、見た目も格段に美しく仕上がります。

とじ針の主な役割

  • 糸始末:編み始めや編み終わりの余った糸を編み地に隠して固定する
  • はぎ合わせ:マフラーの端と端、セーターのパーツなどを縫い合わせる
  • とじ付け:編み地にボタンやモチーフなどの飾りを縫い付ける

このように、とじ針は作品の完成度と耐久性を左右する、編み物にとって非常に重要な道具の一つと言えるでしょう。

編み物初心者が揃えるものリスト

編み物をこれから始めたいという方が、まず揃えたい基本的な道具は以下の通りです。

もちろん、作りたいものによって必要なものは変わってきますが、これらがあれば基本的な小物を編み始めることができます。

初心者がまず揃えたい道具

1. 編み針(かぎ針 or 棒針):作りたいものに合わせて選びます。初心者は太めの号数がおすすめです。

2. 毛糸:好きな色や素材を選びましょう。こちらも最初は太めの糸が編みやすくて良いです。

3. とじ針:使用する毛糸の太さに合ったものを用意します。100均でも様々なサイズがセットになっています。

4. ハサミ:糸を切るために使います。手芸用が望ましいですが、切れ味の良いものであれば何でも構いません。

5. 段数マーカー(目数リング):編んでいる段数や模様の目印として使います。あると非常に便利です。

特にとじ針は、最後の仕上げに必ず必要になるため、編み針や毛糸と一緒に準備しておくことをおすすめします。100均では、これらの道具が一通り揃うことも多いので、ぜひチェックしてみてください。

ダイソーで見つかるおすすめのとじ針

100円ショップの代表格であるダイソーでは、手芸用品も充実しており、もちろんとじ針も取り扱っています。

ダイソーで見つかるおすすめのとじ針

ダイソーで販売されているとじ針の魅力は、なんといってもコストパフォーマンスの高さです。複数のサイズがセットになっている商品が多く、様々な太さの毛糸に対応できます。

例えば、「とじ針(6本入)」や「編物道具 とじ針 シャープポイント4本セット」といった商品が販売されていることがあります。前者は一般的なとじ針、後者は先端が少し鋭利で、編み地に通しやすいのが特徴です。プラスチック製のジャンボサイズのとじ針もあり、極太の毛糸を使う際にも困りません。

注意点:店舗によって品揃えや在庫状況が異なります。また、商品はリニューアルされることもあるため、お探しの商品が見つからない場合もあります。

編み物初心者の方が「まずはお試しで使ってみたい」という場合に、ダイソーのとじ針は最適な選択肢の一つです。

セリアのとじ針と便利なケース

セリアは、おしゃれでデザイン性の高い商品が多いことで知られていますが、手芸コーナーの充実ぶりも編み物好きの間で評判です。

セリアで販売されているとじ針も、他の100均と同様に複数サイズがセットになったものが主流です。金属製の基本的なセットに加え、カラフルなプラスチック製のとじ針が見つかることもあります。

また、セリアの魅力は関連商品の豊富さにもあります。とじ針を収納するのにぴったりな小さなケースや、糸通しを楽にするスレダー(糸通し器)なども一緒に探すことができます。道具を可愛く、かつ機能的に揃えたい方にはセリアが特におすすめです。

セリアのとじ針と便利なケース

セリアは毛糸の種類もユニークなものが多く、見ているだけでも創作意欲が湧いてきますよね。とじ針と一緒に、新しい毛糸との出会いを探してみるのも楽しい時間です。

キャンドゥでもとじ針は購入できる?

もちろん、キャンドゥでも手芸用品コーナーでとじ針を見つけることができます。

キャンドゥでもとじ針は購入できる?

ダイソーやセリアと同様に、サイズの異なる数本がセットになった商品が一般的です。基本的な金属製のものから、お子様でも安全に使いやすいプラスチック製のものまで、店舗によって様々な種類が置かれています。

100均のとじ針は、メーカー品と比較しても使用感に大きな遜色はないという声も多く聞かれます。ただ、製品によってはバリ(製造時にできるささくれ)が残っている可能性もゼロではありません。念のため、購入後は指で触って滑らかさを確認してから使用すると、大切な毛糸を傷つけることなく安心です。

このように、主要な100円ショップであれば、どこでもとじ針を入手できる可能性が高いです。お近くの店舗の手芸コーナーをぜひ覗いてみてください。

とじ針を100均で買う際の選び方と使い方

  • 毛糸の太さに合わせた選び方が重要
  • 初心者でも簡単なとじ針の使い方
  • とじ針がない時に便利な代用アイテム
  • かぎ針も使う?かぎ針編みのとじ方は?
  • かぎ針でとじつけるとはどういうことですか?

毛糸の太さに合わせた選び方が重要

とじ針を選ぶ際に最も大切なことは、使用する毛糸の太さに合ったサイズを選ぶことです。毛糸に対して針が細すぎると糸が抜けてしまい、逆に太すぎると編み地を傷つけて穴が目立ってしまいます。

一般的に、毛糸のラベルに対応する編み針の号数が記載されていますが、とじ針の号数もそれに合わせるのが基本です。以下に、毛糸の太さととじ針の号数の目安をまとめました。

毛糸の太さとじ針の号数(目安)特徴
極細・合細No.20, 17レース編みや繊細な作品の糸始末に
中細・合太No.15, 13一般的な太さの毛糸で、小物からウェアまで幅広く対応
並太・極太No.12, 11, 10ザクザク編める太い毛糸用。初心者にも扱いやすい

初心者の方へ:初めて編み物をするなら、並太〜極太の毛糸と、それに対応するNo.10〜12くらいのとじ針から始めるのがおすすめです。編み目が見やすく、針も持ちやすいため、糸始末の練習に最適です。

100均で販売されているセット品には複数の号数が入っているため、一つ持っておけば様々な太さの毛糸に対応できて非常に便利です。

初心者でも簡単なとじ針の使い方

とじ針を使った糸始末は、慣れれば決して難しい作業ではありません。ここでは、最も基本的な糸始末の方法を解説します。

1. 糸を切る
編み終わったら、糸始末に必要な長さ(15cm〜20cm程度)を残して糸をハサミで切ります。

2. 針に糸を通す
とじ針の大きな穴に、切った糸の端を通します。糸が割れて通しにくい場合は、糸の先端を少しだけ湿らせるか、指で固く撚ると通しやすくなります。

3. 編み地の裏側に糸を通す
作品の裏側を見て、編み目のループを拾うように針を通していきます。この時、表に糸が響かないように、裏側のループだけをすくうのがポイントです。

4. 数cm通して糸を隠す
5cmほど、編み地の流れに沿って針を通したら、一度針を引き抜きます。その後、来た道を引き返すように、少し違うルートでさらに数cm糸を通すと、より抜けにくくなります。

5. 余った糸を切る
糸始末が終わったら、編み地のきわで余った糸を切って完成です。

この作業を丁寧に行うだけで、作品の完成度がぐっと上がります。

とじ針がない時に便利な代用アイテム

「いざ糸始末をしようと思ったら、とじ針が手元にない!」そんな時に、身の回りにあるもので代用する方法がいくつかあります。

とじ針の代用品リスト

  • かぎ針:持っている中で一番細いかぎ針を使い、糸を編み地に引き抜いて隠します。
  • ヘアピン(アメリカピン):ピンの先端の輪の部分に糸を挟んだり結んだりして、針のように使います。

代用品を使う際の注意点
これらの代用品は、あくまで応急処置です。本来の道具ではないため、毛糸を割ってしまったり、編み目を不必要に広げてしまったりする可能性があります。特に繊細な糸や大切な作品に使う場合は、注意が必要です。
やはり、美しい仕上がりを目指すなら、専用のとじ針を1セット持っておくのが最も確実でおすすめです。

かぎ針も使う?かぎ針編みのとじ方は?

かぎ針編みにおいて、とじ針は必須ではありませんが、あると格段に仕上がりが綺麗になる便利なアイテムです。

かぎ針編みでは、パーツ同士を「引き抜き編み」や「細編み」で編みつなぐ方法も一般的です。しかし、この方法だとつなぎ目に厚みや硬さが出やすいという側面があります。

一方、とじ針を使って「巻きかがり」や「すくいとじ」といった方法でパーツをはぎ合わせると、つなぎ目がフラットで柔らかく、目立ちにくい仕上がりになります。

こんな時にとじ針が活躍!

  • あみぐるみ:頭や手足などのパーツを滑らかにつなげたい時
  • モチーフつなぎ:グラニースクエアなどをつなぎ合わせる時
  • ウェア:肩や脇などを平らに仕上げたい時

前述の通り、最後の糸始末にもとじ針は使います。かぎ針編みを本格的に楽しむなら、やはりとじ針は揃えておきたい道具の一つです。

かぎ針でとじつけるとはどういうことですか?

編み物の世界で「とじつける」という言葉が出てきた場合、それは一般的に、編み終わった糸の端(糸始末)を、編み地にしっかりと固定して解けないようにする作業を指します。

この文脈での「かぎ針でとじつける」は、厳密には2つの意味合いで使われることがあります。

1. とじ針の代用としてかぎ針を使うこと
とじ針がない時に、細いかぎ針を使って糸端を編み地の裏側に引き込み、数回くぐらせて固定する作業を指します。これは「代用」としての使い方です。

2. 糸始末の作業そのものを指す言葉
かぎ針編みの作品の糸始末をすることを、単に「かぎ針でとじつける」と表現することもあります。この場合、実際にはとじ針を使って作業していることがほとんどです。

いずれにしても、「とじつける」とは作品を完成させるための最終工程であり、ほつれを防いで長く使えるようにするための重要な作業であると理解しておきましょう。

まとめ:とじ針は100均で気軽に試そう

  • とじ針は編み物の仕上げに使う毛糸用の針
  • 針先が丸く針穴が大きいのが特徴
  • 主な役割は糸始末やパーツのはぎ合わせ
  • 編み物初心者は編み針や毛糸と一緒に揃えたい道具の一つ
  • ダイソーでは複数サイズ入りのセットが手に入る
  • セリアは手芸コーナーが充実しておりケースなどの関連商品も見つかる
  • キャンドゥでも基本的なとじ針は購入可能
  • 選ぶ際は使用する毛糸の太さに合わせることが最も重要
  • 初心者は並太〜極太毛糸と対応するとじ針がおすすめ
  • 使い方は糸を針に通し編み地の裏側で目をすくって隠すのが基本
  • とじ針がない時はかぎ針やヘアピンで代用できるが注意が必要
  • かぎ針編みでもとじ針を使うと仕上がりが綺麗になる
  • 「とじつける」とは主に糸始末をして編み地を固定すること
  • 100均のとじ針は品質も十分で初心者のお試し用に最適
  • まずは100均で自分に合ったとじ針を見つけて編み物を楽しもう
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